中央区日本橋2丁目
日本橋高島屋のちょうど裏手にあるあなご専門店です。あなごを使ったいろいろな料理が楽しめます。年季の入った一軒家は老舗の貫禄がありますが、実は創業は平成17年。日本橋界隈では新入りの部類です。この一軒家は元々は昭和28年に建築された酒屋だったらしく、店内もその当時の木造建築様式をそのまま残してお店にしています。
◆ドリンク・お通し◆
生レモンサワー。レモンは自分で絞ります。
お通しは煮こごりと洋風和え物。どちらにもちゃんとあなごが使われています。
◆穴子の刺身◆
7月~10月くらいまでの間に数量限定で提供されているあなごのお刺身です。藻塩、すだち、わさび醤油でいただきます。かなりのレアものですが、お店で使うあなごは天然ものにこだわっているらしいので、お刺身にもできるのも納得です。
薄ピンク色をしたキレイな白身です。火を通したあなごとは正反対で、お刺身はひらめのような弾力のある白身です。結構身が厚いのも驚きました。脂がのってるのがよくわかります。
◆あ巻き◆
あなごを挟んだだし巻き玉子、「う巻き」ならぬ「あ巻き」です。大根おろしを添えて、煮あなごに使う「つめダレ」をかけて仕上げてあります。
中には煮あなごが包まれています。だし巻きは結構しっかりめに焼いてあって、ずっしり重いです。甘さ控えめのだし巻きの味わいとつめダレのバランスがちょうどいい感じです。
◆めそ箱めし◆
お店の看板メニュー、箱めしです。あなご重ですね。大きさは大、中、小、めその4種類があって、こちらはその中の「めそ」になります。「めそ」とは小ぶりのあなごのこと。小骨が気にならずに柔らかいのが特徴です。
あなごの調理方法は2種類あって、こちらはその両方をのせた「合いのせ」です。手前がぱりっと香ばしい「焼き上げ」、奥がふんわり&ふっくらの「煮上げ」になっています。どちらにもつめダレをかけて仕上げてあります。甘すぎず辛すぎず、あなごだけでなく、下のごはんに合う絶妙なタレです。
箱めしについてくる赤だしのみそ汁とお新香です。
箱めしはひつまぶしの食べ方ができます。まずは何もつけずにそのままで。次にねぎ、わさび、ごま、ゆず、山椒の薬味をのせていただきます。
最後はあなごの焼骨からとった出汁をかけたお茶漬け風です。この出汁が香ばしくておいしい。個人的にはお茶漬け風はひつまぶしよりあなごの方が好きな味わいです。出汁は別料金になっちゃいますが、このオプションは必須だと思います。
お店の公式HP→ http://anago-tamai.com/