台東区下谷3丁目
地下鉄三ノ輪駅から昭和通りを入谷方面へ5分ほど歩いたところにある小さなフレンチビストロです。かつて三田にあったフレンチ「minobi」に勤めていたシェフが3年ほど前にこちらのお店をオープンさせました。店内はアットホームな雰囲気。肩肘はらずに気軽にフレンチをいただけるお店です。
◆ドリンク◆
ディナーはコース料理のみになっています。今回は「シェフのスペシャリテコース」でお願いしました。ということでまずはドリンク。サッポロ黒ラベルの中瓶、それと青森県産リンゴの発泡酒シードルです。
◆季節のポタージュスープ◆
さつまいもの冷製スープです。ほんのりとしたさつまいもの甘さの中にカレー風味のチップがアクセントになっています。さらっとした舌触りです。
◆オードブル 1皿目◆
キャラメル風味のシェーブルチーズ(ヤギチーズ)をのせたバゲットです。ヤギチーズの酸味に濃厚なキャラメルの甘さが加わった、何とも不思議な味わいです。
◆オードブル 2皿目◆
とうもろこしのムース、海鮮、きゅうりのジュレの三層になっている冷製のオードブルです。てっぺんにはコリアンダーの芽を添えて香りの演出をしています。
鮮やかな緑色です。これがきゅうりだとは思えないですが、口にすると確かにきゅうりの味わいが広がります。中層の海鮮は生ウニ、ホタテ、カニ、甘エビ。下層の甘みたっぷりのとうもろこしのムースと上層の爽やかなきゅうりのジュレとよく混ぜていただくと美味!夏らしい逸品です。
◆オードブル 3皿目◆
詰め物をした鶏肉などを低温でボイルし冷やしたバロティーヌです。今回は岩手県のホロホロ鳥専門農場・石黒農場のホロホロ鳥を使って中央にレバーパテを詰めています。酸味の効いたピクルス、ピリッとした粒マスタード、ねっとり濃厚なルバーブのジャムの3種類でそれぞれ違った味が楽しめます。
◆オードブル 4皿目◆
冬瓜のソースでいただくハモのフリットです。軽く粉チーズふりかけて仕上げてあります。やさしい冬瓜ソースがハモの素材のよさを上手に引き出しています。
◆パン◆
パンはフォカッチャでした。エキストラバージンのオリーブオイルがフレッシュです。止まらなくなります。
◆魚介・鮮魚料理◆
魚介のメインはアワビのムニエルです。ガーリックオイルが食欲をそそります。付け合わせにもち麦、とうもろこし、枝豆が敷いてあります。
アワビはギュッとうま味を凝縮した感じです。柔らかくて分厚くてプリップリの歯ごたえです。大きな肝もクセが全くありません。
◆お肉料理◆
お肉のメインは北海道産の鴨胸肉のローストです。赤ワインとクレソンの濃厚ソースでいただきます。付け合わせはピーマン、マッシュルーム、ごぼう、さつまいもです。
鴨胸肉は柔らかくてジューシーです。肉の甘みを感じます。それと焼いた表面が印象的。ものすごく香ばしくなっています。
◆お口直しのデザート◆
桃のコンポートと桃のシロップのグラニテ(シャーベット)でさっぱりとお口直しです。添えてあるシソの花がいいアクセントになっています。
◆メインデザート◆
お口直しのデザートのあとにメインのデザートが登場します。濃厚なマスカルポーネのムースにさっぱりとした2種類のグレープフルーツとブルーベリージュレの三層になっています。
上に添えてあるオーデコロンミントが印象的!ものすごく爽快な香りのあるミントです。爽やかなデザートの中でも存在感抜群です。
◆コーヒー◆
食後のコーヒーです。濃くて口当たりやわらかな味わいです。