中央区銀座7丁目 銀座コリドー街
世界三大料理のひとつ、トルコ料理です。こちらは銀座コリドー街の7丁目エリアにある昭和63年創業のお店です。トルコ料理がメジャーになる前からこの場所で営業を続けている老舗です。外観と店内にはトルコ柄のタイルが埋め込まれていて異国情緒満載。たまに本場のベリーダンスも行われます。
◆ドリンク◆
トルコNo.1ビールの「エフェス」。茶瓶のスタイニーはトルコ国内で親しまれているボトルです。それとヨーグルトドリンクの「アイラン」。塩味で甘さは全くありません。
ブドウとアニスから作られたトルコ独特のリキュール「イエニラク」のソーダ割り。最初は無色透明ですが、ソーダ水を加えると白く濁るのが特徴です。「ライオンのミルク」とも呼ばれています。
◆カルシュック・ドルマ◆
3種類の「ドルマ」の盛り合わせです。ドルマはトルコ語で「詰めたもの」という意味で、くり抜いた野菜や貝の上に詰め物がしてあります。こちらのドルマにお好みでヨーグルトソースをかけていただきます。
1つ目はミディエドルマ。ムール貝にピラフを詰めたものです。レモンを絞っていただきます。貝のうま味の浸み込んだピラフになっています。
2つ目はビベルドルマ。ピーマンのピラフ詰めです。中のピラフはちょっと固めのパエリアといった感じです。
3つ目はズッキーニのピラフ詰めです。こちらのズッキーニがヨーグルトソースが一番よく合うかも。
◆マントゥ◆
牛肉とラム肉のミンチを包んだトルコ風の水餃子です。トルコの家庭料理のひとつだそうです。ヨーグルトソースとよく絡めてからいただきます。
皮が厚くてもっちり。中のミンチはビーフとラムということもあって普通の餃子よりも肉肉しい味わいです。
◆焼きヘリムチーズ◆
トルコの「ヘリムチーズ」の鉄板焼きです。ヘリムチーズは脂肪分をほとんど含まないヘルシーなチーズです。
普通のチーズのようにとろけてのびることがないチーズです。むぎゅっとした食感で、鶏肉を食べているような感覚です。チーズ独特のクセはほとんどありません。結構塩気が強めでビールのお供に最適です。
◆ドネル・ケバブ◆
言わずと知れたトルコを代表する名物料理です。味付けした薄切り肉を一枚ずつ串に刺してブロック状の塊にしたものを炙りながらナイフでそぎ落とすものです。屋台やキッチンカーでよく見かけるアレですね。今回は屋台ではありませんのでピタパンに挟むのではなく、お皿に盛りつけたものをいただきます。
主に羊肉を使うことが多いドネル・ケバブですが、近年では牛肉や鶏肉も使われています。こちらのお店でも牛肉を使ってトマトソースをかけてあります。うま味たっぷりでジューシー!特に炙って焦げ目のついた部分がパリッとしておいしいです。
付け合わせはほんのり塩味のバターライスと焼いたピーマンとトマト、サラダ、マッシュポテトのラインナップです。
◆アリ・ナジャック◆
ケバブ料理をもうひとつ。こちらはビーフとラムのミンチを串に巻き付けて炙り焼きにした「アダナ・ケバブ」です。その名の通りアダナ(トルコ中南部の都市)の名物ケバブです。こちらはそのアダナ・ケバブにナスとジャガイモのペーストを付け合わせたスルタン(王様)の大好物と言われるスペシャルケバブです。
ミンチ状にしたアダナ・ケバブは薄切り肉のドネル・ケバブを上回るジューシーさと肉肉しさ。スパイシーに仕上がっています。そのケバブにさっぱりとしたナスとジャガイモのペーストが見事にマッチしています。こちらもおいしい!
◆カザン・ディビ◆
トルコの焼きミルクプリンです。ココナッツとクルミを添えてシナモンの風味を効かせてあります。
固くてねっとりとした口当たりです。海外のスイーツにありがちな甘さ全開という感じではありません。ミルクは混ぜこんであるのでやさしい甘さに仕上がっています。
◆トルココーヒー◆
最後はトルコのコーヒーです。粉がそのままカップに入っているので、かき混ぜずに粉が沈殿するのを待ってから上澄みだけをいただきます。濃厚な一杯です。