西北拉麺

中央区日本橋蛎殻町2丁目

「西北拉麺（シーベイラーメン）」は福建省厦門（アモイ）でポピュラーな蘭州ラーメンのお店の名前です。福建省からみて甘粛省蘭州が西北に位置することからこの名前になったそうです。こちらはその西北拉麺がいただけるお店として2年前にオープンしたばかりですが、日本初上陸のお店になります。場所は水天宮のすぐ隣。カウンター12席のみの店内です。

◆牛肉拌麺◆

お店の人気メニューの牛肉拌麺（ばんめん）です。福建省アモイではソウルフードだそうです。こちらでは日本風にアレンジせずに地元の味を忠実に再現しています。汁なしの混ぜそば的なものですね。麺の量は並、大、特盛とありますが、大盛りまでは追加料金なしなので大盛りでいただきました。

麺の上には牛肉ソースと小ねぎ、パクチー、それとザーサイのみじん切りがのっています。まずは麺とこれらを麺がくっつかないうちによくかき混ぜます。

よくかき混ぜたらテーブルに用意されている調味料で自分好みの味付けに調整します。辛さを増す自家製ラー油、まろやかな酸味の香酢、風味抜群のニンニク油の3種類です。

もっちりとした手打ちの中太麺です。生姜と香辛料で作った牛肉ソースが3種類の調味料とマッチしています。そこにパクチーの風味がアクセントになっています。クセになるおいしさです。

西北拉麺についてくるパクチーと小ねぎのあっさりスープです。西北拉麺の油っぽさをリセットしてくれます。

◆半炒飯◆

一緒に半チャーハンもいただきました。チャーハンの具は牛肉かエビを選べます。今回は牛肉にしました。いわゆる「黒チャーハン」ですね。ただ見た目ほどくどくはない、やさしい味わいに仕上げたしっとり系チャーハンです。

中には牛肉がゴロゴロと入っていました。牛肉は下味がしっかりついていて柔らか。おいしいチャーハンです。