中央区日本橋室町4丁目
「砂場」は大阪生まれ江戸育ちのそば屋の系譜で、「藪」・「更科」と並ぶ江戸三大そばのひとつとされています。こちらはその砂場系のひとつで明治2年創業の老舗です。日本橋・室町3丁目の交差点から中央通りの一本隣の静かな路地沿いにお店はあります。超老舗ですが、平成20年に改築して料亭のような100席あるビルに生まれ変わっています。
◆天ざる◆
当店発祥と言われている「天ざる」です。暑い夏でも食べやすいようにと冷たいセイロのつけ麺スタイルにしたのが始まりだそうです。
お店のメニューには「ざる」と「もり」があります。2つの違いは通常は海苔のかかったものが「ざる」、かかっていないものが「もり」ですが、こちらのお店では更科粉を卵でつないだものを「ざる」、挽きぐるみ粉等を二八の割でつないだものを「もり」とそばの種類で分けています。ちょっと混乱しますね。こちらは「天ざる」ですので白い更科粉のおそばです。
温かいつゆには小エビと小柱のかき揚げと三つ葉が入っています。つゆの濃さは通常の冷たいざるそばのつゆと温かいかけそばのつゆとの間くらいでしょうか?
薬味の刻みねぎとわさびです。わさびはつゆに溶かさずにそばにちょっとつけていただくと風味がいいです。
温かいつゆですがそば湯はちゃんと用意してくれます。
お店の公式HP→ https://www.muromachi-sunaba.co.jp/