B面

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やまと 楽

新宿区新宿3丁目

 


北千住にある湯波・生麩の名店「宇豆基野本店」。超人気のブランチは完全予約制で、その予約を取ることは困難を極めるといわれています。その予約困難のブランチが新宿3丁目にあるこちらの姉妹店で火曜日と金曜日限定でいただくことができるようになりました。知る人ぞ知る超穴場的な存在です。場所は新宿伊勢丹から明治通りを挟んだ向こう側のビルの4F。静かで落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと食事をすることができます。

 


「宇豆基野本店」のブランチと全く同じものが提供される「豆富湯波懐石」です。お店では豆腐は「豆富」、ゆばは「湯波」と表記しています。席に着くとまず「おから茶」が出されました。すごく香ばしいお茶です。

 

◆食前の飲み物◆

お酒ではありませんが食前のマンゴー豆乳ジュースです。とろっとした口当たりの甘いマンゴーと豆乳を微炭酸で割ってあります。

 

◆先附◆

先附は3種類の湯波の食べ比べです。右から「平ゆば」、「刺身ゆば」、「汲みあげゆば」と湯波の工程で出来上がる順に並んでいます。そのままいただくと3種類とも全く違う味わいと食感なのがよく分かります。特に「汲みあげゆば」のとろっとした甘みが印象的です。後はそれぞれに正油あん、レモン岩塩、オリーブオイル&たまり正油をつけていただきましょう。オリーブオイルは斬新ですがおいしいです。

 

◆椀◆

お椀は「玉子豆富 白魚 木の芽」のお吸い物です。お椀の蓋を開けた瞬間に出汁と木の芽の香りがふわっと広がります。一緒にわかめも入っていました。溶き卵はありますが、玉子豆腐を使ったお吸い物というのは初めての経験かもしれません。これはめちゃくちゃおいしい!

 

◆サラダ◆

数種類の野菜にズッキーニやヤングコーン、青りんごが入ったサラダです。サラダは山盛り。ものすごいボリュームです。

 


ドレッシングにもすりおろした青りんごを使っています。青りんごのほんのりとした甘さがすごくおいしい。ノンオイルでさっぱりとして爽やかな味わいです。

 


サラダには旬の魚が添えられています。この日はウナギの蒲焼きでした。濃厚な蒲焼きにも青りんごドレッシングがよく合いますね。

 

◆豆富◆

「よせたての豆富」です。水切りする前のまだ固まりかけの状態をすくった寄せ豆富(おぼろ豆富)ですね。出来立てのものをその場ですくってくれます。そのままいただくと大豆の風味がぎゅっと凝縮されているのがよく分かります。ねっとり濃厚!

 


よせたて豆富にも正油あんが用意されます。

 


湯波に使った正油あんとは違った、出汁を効かせた正油あんになっています。豆富の風味と見事にフィットしています。

 

◆焼物◆

粟麩と蓬麩を軽く炙ったものです。柚子味噌に柚子の皮を散らして仕上げてあります。超もっちもちの食感。柚子味噌が爽やかなです。

 

◆湯波◆

豆富だけでなく出来立ての湯波もいただけます。すくった湯波には岩塩をふりかけてくれてます。「刺身ゆば」くらいの状態でしょうか?とろっとした口当たりにもちっとした歯ごたえもあります。湯波も濃厚ですね。湯波はおかわりができて何枚でもいただくことができます。思う存分堪能することができます。

 

◆食事◆

〆の食事は「えんどう豆御飯」と「赤出汁」と「香の物」のセットです。

 


えんどう豆がプチプチとして甘みを感じます。シンプルなご飯ですが、想像以上においしい!おこげもあってちょっと得した気分です。

 

◆甘味◆

デザートの「麩万頭」です。こちらは宇豆基野でも人気のスイーツのひとつ。笹の葉で丁寧に包んであります。

 


麩万頭は蓬麩の中に甘さ控えめのこしあんが包まれています。こちらもすごい食感。もっちもちです。

 


デザートはもうひとつあります。こちらの「わらび餅」はその場で一から作り始めます。なので出来立てで温かいまま。温かいわらび餅というのは初めていただきました。シナモンの効いたきな粉をからめて仕上げてあります。微かに甘さを感じるやさしい味わいです。

 

◆食後の飲み物◆

食後のホットコーヒーです。

 

お店の公式HP→ https://www.raku-shinjuku.jp/index.html