埼玉県戸田市美女木
東京都多摩北西部から埼玉県南西部を中心に発展してきた「武蔵野うどん」。こちらは埼玉県内にあるお店です。新幹線とJR埼京線が走る高架下、武蔵浦和駅と北戸田駅の中間くらいの位置にあります。3年前にJR浦和駅前の方から移転してきました。天井が高くガラス窓の大きい、広々として明るい空間です。人気店で待ち行列もありますが、席数も多く回転もいいのでそれほど待たずに入れます。
◆肉汁うどん◆
冷たいざるうどんに温かいつけ汁が武蔵野うどんの基本スタイルです。こちらのお店の看板メニュー「肉汁うどん」を大盛りでいただきました。
うどんのコシがものすごく強いのが武蔵野うどんの特徴です。店内でうっている自家製うどんは真っ白ではなく、胚芽を混ぜ込んでいてちょっとくすんだ色をしています。田舎風うどん仕様ですね。
つけ汁は鰹、いりこ、鯖などをブレンドした醤油ベースです。しっかり濃いめでちょっと甘辛な味わいに仕上がっています。豚肉、油揚げ、ねぎがこれでもかとたっぷり入っていて、このままごはんのおかずになりそうなくらいです。
無骨でゴツゴツとした食感のうどんは小麦の風味が抜群!つけ汁がうどんによくからみます。これはおいしい!病みつきになりそうです。
テーブルにはいろいろな薬味が用意されています。すりごまや一味といった定番のものから揚げエシャロット、自家製生七味、甘返し生姜といった珍しいものまであって、お好みでアレンジできます。個人的にはうどんのかえしで煮た甘返し生姜がすごくよかったです。
◆天ぷら◆
天ぷらはお店のお客さんのほとんどが注文する人気のサイドメニューです。作り置きせず、注文を受けてから1つずつ丁寧に揚げるのでどれもアツアツ&サクサクです。
お店の定番の小海老の天ぷらをハーフサイズの5尾でいただきました。プリッとした食感。つけ汁につけてもそのままでもおいしいです。
こちらは季節野菜のかきあげです。この日は「コーンとさやえんどう、彩り野菜のかきあげ」でした。コーンやさやえんどうのほか、玉ねぎ、にんじん、かぼちゃ、さつまいもなどの野菜を使っていて野菜の甘みを生かしたかきあげに仕上がっています。こちらは岩塩が合いますね。
テーブルには割り出汁も置いてあります。つけ麺でいうスープ割りですね。ゆず風味になっているので濃いめのつけ汁がさっぱりと変化します。〆にぴったりです。