B面

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下総屋食堂

墨田区横綱1丁目

 


戦前の米穀配給通帳制度に伴い制度化された「外食券食堂」。戦後も逼迫した食糧事情により続けらていれましたが、この制度は昭和26年に廃止となりました。その時に東京都はこの外食券食堂を「低所得者であって常時外食するもの(「外食者」)に対して、低廉で栄養価の高い食事を供食するとともに、災害時における一般都民に対する供食事業を円滑に進めることを目的」とする「民生食堂」として指定しました。かつては500軒以上あった民生食堂ですが、現在も残っているのはごく僅かだそうです。こちらの「下総屋食堂」はその現存する東京指定民生食堂の一軒です。両国駅から徒歩3~4分、両国国技館の隣、旧安田庭園の隣接した場所にあります。歴史を感じる希少なお店です。

 


お店に決まったメニューの定食はありません。好きな単品のおかずを選び、ごはんやみそ汁などと組み合わせて定食のスタイルにします。

 

◆煮魚◆

主菜?の煮魚です。この日の煮魚はサバの味噌煮でした。選んだあとにみそを追いダレのようにかけてくれます。ごはんに合うちょうどいい感じのみそ味です。半身は分厚さもありますね。ちなみに煮魚・焼魚は300円です。

 

◆野菜◆

野菜を使ったお惣菜も10種類くらい用意されています。その中からタケノコ・大根の煮物とおひたしの2皿をいただきました。副菜という感じで選びましたが、主菜にしてもいいくらいのボリュームがあります。なお、野菜のお惣菜類は200円です。

 

◆とん汁◆

ごはんとみそ汁のセットは200円ですが、今回は+100円でみそ汁をとん汁に変更しました。豚肉、玉ネギ、大根、ニンジン、ジャガイモが入って具だくさん。ちなみにお店に肉料理はありません。とん汁が唯一のお肉を使った料理になります。